FORMER_AIRLINE - POSTCORDS FROM NO MAN'S LAND (CASS+DL)
日本のアンダーグラウンドシーンにフォーカスした刺激的なリリースの続く東京のインディーレーベルCALL AND RESPONSEよりポストパンク、クラウトロック、ミニマルウェーブ、シューゲイズ、ダブ、アシッドハウスからの影響を受けた独自のサイケデリックなエレクトロニックサウンドを展開するformer_airlineのカセットテープがリリース。
レーベルインフォ:
久保正樹によるソロ・プロジェクト。いくつかのバンド活動を経て、90年代後半よりギター、エレクトロニクス、テープなどを使用した音作りを始める。2000年代後半よりformer_airline名義で活動開始。J・G・バラードにも例えられる音世界は、ときに「サイファイ・サイコ・エロチシズム」、「ディストピアン・スナップショット」などと称されたりもする。カセットテープを中心に、日本、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランスほか世界各国のレーベルより8枚のアルバムをリリースしている。
今回のフルアルバム「Postcards from No Man's Land」に収録された曲のいくつかは2019年に録音され、多くは2020年に新型コロナウィルスによるパンデミックのなか自宅にこもり録音されたもの。
former_airlineの音楽は、21世紀のパニックと情報過多を表現しているが、それを超えて希望に満ち忘られている未来が、世界を悩ましている精神的な夢の空間へと導いているよう。アルバム「Postcards from No Man’s Land」では、閉所恐怖症的な感覚、モートリック、アーバン、インダストリアルな要素がドリーミー、サイケデリック、トランスの要素へ途切れなく溶け込んでいく。
ポストパンク、クラウトロック、ミニマルウェーブ、シューゲイズ、ダブ、アシッドハウスからの影響を受けていながらも、former_airlineはそれらを受け入れて、楽観的で今のカオスに根ざした彼自身の音の世界を作り上げている。
TRACKLIST:
1. In Today's World
2. Geometries of the Imagination
3. Insane Modernities
4. On the Sea of Fog
5. Dubby the Heaven
6. Paint This December Blue
7. Destroy What Destroys You
8. Walking Mirrors
9. S. Sontag in the Psykick Dancehall