1stアルバム『怪談』がPitchfork2018年度「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」の1枚に選出、2ndアルバム『小町』も国内外で高い評価を獲得するなど、唯一無二のオリジナリティーで一躍世界のエレクトロニック〜アンビエントシーンに躍り出た広島在住の冥丁が、待望の3rdアルバムをリリース!本作『古風』でも再び日本の古い文化に焦点を当て、”日本の古い美学への風刺”をテーマに「LOST JAPANESE MOOD」を描き出す3部作を完結させる。ピアノや和楽器の音色、フィールドレコーディング、わらべ歌や民謡の破片などが、遊び心を伴った冥丁の稀有な感性で組み合わせられ、想像上の過去と現在を繋いだノスタルジックかつ幻想的な音の情景として描き出されている。
日本のムードに焦点を当てたコンセプトアルバムをリリースしている電子音楽家。”LOST JAPANESE MOOD”というコンセプトの下、日本人の意識から徐々に失われつつある文化的なアイデンティティや美意識のあり方をアイコニックでユニークなサウンドに仕上げている。これまでに妖怪をテーマにした『怪談』(2018)、夜をテーマにした『小町』(2019)の2枚のアルバムを海外レーベルよりリリース。『怪談』はPitchforkの2018年Best Experimental Albumsに選出された。2020年にはSonar festival 2020公式PR動画に楽曲が採用され、同年3月、バルセロナで開催されたMUTEK ESに出演。コンセプトに基づいて作られたアルバムワークのキャリア以外に、演劇、映画、ファッションなどの様々な分野への楽曲提供、選曲など、テーマに合わせた音の提案も行っている。