TRACKLIST:
01.Losing to the Dark
02.Summer of Love
03.Running Wild
04.Fall in Place
05 All My Love is For You
06.Hour of the Dawn
07.Kiss This Town Away
08.Control
09.10 Headed Goat Wizard
10.Storm’s End
11.Give Me a Little Time (*日本盤のみのボーナストラック)
先日惜しくも解散してしまった3ピース・ガールズバンド、ヴィヴィアン・ガールズのベーシストとしても知られるLA在住のケイティー・グッドマンのソロユニット、ラ・セラ。恋人との別れの心の痛みを綴った過去2枚のアルバムでは、60年代ポップスの影響を昇華させたフォーキーな1stアルバム『La Sera』(2011年)、Darker My Loveのロブ・バーバートとの共同プロデュースでドリーミーなサーフ・ポップの2ndアルバム『Sees the Light』(2012年)とサウンド面でも着実に進化を遂げてきた。
ワイゼンベイカーは語る。『僕たちは流行り廃りのないアメリカのレコードを作りたかった。このアルバムはThe Pretenders、Minor Threat、X(80年代アメリカのバンド)、The Smiths、The Carsなど、たくさんのバンドにインスパイアされている。こういった色々な影響とハードコアのエネルギーを音楽的なハーモニーと融合させて、例えばオープニング曲の『Losing to the Dark』のようなサウンドが生まれた。一方、タイトルトラックの『Hour of the Dawn』では、日が昇る時の長い地平線のような安定したグルーヴを出しているんだ。』
本作『Hour of the Dawn(夜明けの時)』はそのタイトルが提案するように、ラ・セラの輝きと活気に満ちた新しいチャプターのはじまりを暗示し、USインディーロックシーンのクイーンへと着実にステップアップしているケイティー・グッドマンの最高傑作と言えるアルバムだ。